呼吸している、えらい(気分変調症日記)

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はじめてのさいん。

こんな時間にこんばんは。船着き場です。
いろいろあってこんな時間に目がギンギンなので、『今週のお題「私のアイドル」』というのを見て書きたいことが浮かんだので書いて寝ます。初めに言っておきます、お題あんまり関係ないです。


この間、幸運なことに、とても好きな人から、直接サインを頂ける機会があった。

いきなりだけれど、私は三次元の推しからのいわゆる「認知」は要らない派。
何故かというと、自分に全く自信がないから。特に見た目に。ファンという集合体の一部として、ファンという概念に向かって発せられた「愛してるよー!」とか「今日来てくれた方全員に心からの感謝を」とかいう言葉を噛み締めているのが、ノーリスクで幸せを感じられるから、それで良い。個として認識されてしまったら途端に、推しから私に対しての何かしらの評価が多かれ少なかれ下される訳で、それが良い評価である保証はどこにもない。卑屈をこじらせまくっている私からしてみたら、その可能性は無いに等しい。だから、認知は要らない、というより、認知されるのがめちゃくちゃ怖い。とあるイベントで最前が当たったとき、ステージ上の推しと目が合いそうになると反射的に逸らしていた。こじらせ過ぎ。
けれどやっぱり、ライブやイベントにはおしゃれして行くし、ちょっと目に留めてもらえないかな、とか考えている自分も確実にいる。
でも怖いのは本当の本当に本当。ブスと思われたくない>認知されたい だ。恐怖の方が圧倒的にでかい。

そんな私が、なんか勇気を出してしまった。何がそうさせたのかはわからない。

結果冴えない自分に自信が皆無な成人女性の私は緊張で何を言ったかまるで覚えていないし、顔がすごい痙攣したし、握手してください、が言えなかった。
「もしよろしければサインしてもらえますか」で力尽きた。
自分にめちゃくちゃがっかりした。
神対応と言われている人だけど、なんだか私の対応をしてくださっているときは後ろをしきりに気にしていた。私の目があさっての方向を見ていたからかも知れない。

勇気を出して一歩踏み出した自分、グッジョブ!そうしてあなたはどんどん明るくなっていけばいいのよ!という声と、やっぱり好きに近づき過ぎるのはやめるべきだ…一定の距離を保ち、細く長くが一番だ…という声がぐるぐるして、今凄く疲れている。

アイドルイベントや役者さんのイベントでゴリゴリに認知されている人、本当に凄い。
そういう人のコミュニケーションスキル講座とか、自己啓発講座とかあったら絶対行く。

とにかく今は、「相手は私のことなんて覚えていない、大丈夫だ」と自分に言い聞かせて、もらったサインをどう保存しようか考えている。
嬉しさと後悔は同居できる。

おしまい。