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私が本と映画と漫画とアニメとその他もろもろを摂取する理由。

こんばんは。船着き場です。
この寒さがあってこそ、マフラーをしている女の子の可愛さが引き立つのです。今日はですますはここまで。


 ものすごくチープな言い方になってしまうけれど、私は物心ついたときから、自分には何かが欠けていて、そのせいで自分の何処か見えないところに大きな穴が空いていて、大事なものが足りないし、素晴らしいもの、大切なことの中をくぐっても、何も自分に残らない、残せないような感覚に、常に苛まれている。
 欠けているものは算数の能力かも知れないし、物事を楽観視する能力かも知れないし、他人との距離を正しく測る能力かも知れない。具体的な事例を言えば、海外にホームステイしても周りのみんなが言うように何かを得たという気はしなかったし、大学まで行かせてもらって、ずっと成績はそこまで悪くなかったけれど、今の私の脳みそや体に、知識面や技術面で何かが残っているという気はまるでしない。
 まあここまで列挙したうちのどれも、別に穴とは関係ないのかも知れない。

 「人生を変えた一冊」とか、「人生を変えた一本」という言葉を、日々の生活の中でほぼ毎日どこかしらで目にする。その表現はきっと誇張でもなんでもなくて、実際世に出された作品で、誰の人生にも影響しなかった作品なんてないんだろう。
 私はそこまでの読書家ではないけれど、たぶん、その辺の大学生よりは本を読んでいると思う。いや、最近ライトノベルをすごい勢いで読む人に結構出会うので、そんなことも言えないレベルかも。とりあえず、物心ついた頃から読書習慣があって、今年まだ一冊も読んでません!みたいな層にはいない。それでも、そんな風に言える本には出合ったことがない。感動した本、面白くて夢中で読んだ本、素晴らしいと思った本はたくさんある。というか今まで出会った本はほとんどそう思って読んできた。でも、単なる娯楽体験を超えて、人生を変えるなんて衝撃には出合ったことがない。
 
 最近、これは穴のせいなのでは、と思うようになった。私も、私を通り抜けない支えが欲しい。あの子みたいに、「これが私の人生のバイブルです!」って言えるものがあれば、もうちょっと生きやすいはずなのに。
 そう思うと同時に、世の中の一部の大人のが、絶対的正論として「若いうちに上質な本と映画にたくさん触れておけ」というのに腹が立ってきた。「若いうちに触れておけ」これは確かだと思う。だって、大人たちに「上質」とされたものの中から、人生のバイブルを見つけられる人は見つけられる。けれど、私みたいに、「若いうち」の終わりが見えかかっても、見つけられない人だっているのだ。
 
 読書や映画鑑賞は強制されるべきものじゃないし、ましてや漫画やアニメやゲームより上位のものでもない。全部あくまで「娯楽」だ、と私は思う。そして等しく、受け手に何かを訴えかける力を持っている、と。私は高校生の後半まで、小説が上位の存在だと思いこんでいた。だから、同年代なら誰でも知っている漫画やアニメを、私は通って来なかった。もしかしたら私のバイブルはそこにあるのかも知れない。あの頃に戻れたら、あの頃の自分で、読みたい漫画、観たいアニメ、やりたいゲームがたくさんある。そんなことをいまさら言ってもしょうがないので、今の私は、もがいている。

 読書自体が好きとか、映画鑑賞が好きとか、アニメが好きとかとは少し違う。私は、ありがたいことにこの先もだらだらと続いていきそうな気がする私のどうしようもない人生が、少しでもどうしようもあるものになるように、穴を埋めてくれる何かを血眼になって探しているのだ。

一応、楽しみながら。