呼吸している、えらい(気分変調症日記)

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寝る、そして寝る

実家に回収されてから一か月と半分が経った。

11月半ばに転職に成功して失敗したのは前のエントリーの通りで、末には完全に引っ越しが完了していた。何かに押し出されるように一年に満たなかった短い一人暮らし生活に終止符を打って、両親に文字通りおんぶにだっこされながら実家に完全に戻ってきた。

それから一か月と半分。

何をしていたかと言えば、ただひたすらに寝ていた。
寝ること以外、やりたいと思えることがなかった。

実家に戻ってきたため、今まで通っていた病院から転院することにした。
別に元の所でも通えないことはなかったけれど、元の所はとにかく患者さんがいっぱいいて、私が勝手に診察時間を気にして、あまりゆっくり言いたいことを言って診てもらうことができていなかったので、この際もう少し小さい病院にしようと思った。
実際もう2回診てもらっているけれど、前の病院は「医師はあくまで『病状の確認』と『薬の処方』だけします、『身の上話』はカウンセラーさんとしてください」というスタンスだったのが、今の病院は普段の生活のことや家族のことまで診察で聞いてくれるので、結果的に『病状』に関しても悩んでいることが素直に言える。
予約が取りにくいところが難点だけれど、まあ変えて良かったのかな、と思う。

引っ越し・通院それ以外は寝たきり。
そんな生活をしているのに、体重は一向に増えない。

病院の先生からは、「ぐるぐる考えちゃいけない」と言われているけれど、いやでも考えてしまう。
ツイッター抗うつ薬抗不安薬の名前で検索をかけて、同じように病んでいる人がどんな毎日を送っているのか確認して安心したりざわざわしたり、「就労移行支援」について調べたりやっぱりツイッターで検索して通っている人の毎日を覗いてみたり悪い噂を目にしてさらに悩んだり、行く気があるのかないのか自分でもわからないのに日雇いアルバイトや派遣の仕事を検索してみたり、精神衛生に良いのか悪いのかわからないことばかりして毎日が過ぎる。

ちょっと前向きな気持ちになると、「専門学校に入ろうかな」なんてことを考える。
手に職をつければ、この将来への不安も少しは解消されるのではないか。
なにより「学生」という身分が手に入る。

世の中の小学生から大学生までの人全員に言いたい。
「学生」という身分は本当に貴重だ。
いやでも、私が大学生のときは早く就職すればもやもやから解放されると思っていた。
結局ないものねだりなんだ。

正月休みが明けたら、何か動き出さなくてはならないと思う。
ほっぽり出している通信教育の受講期間が3月までだ。
それまでにあと二か月分の課題をやって提出しなければならない。

学生時代の友人らからの年末年始のお誘いはすべて断った。
自分の今の姿を見られたくなかったし、私もみんながうまくやっているところを見たくなかった。

私はどうやって生きたら、友人たちと心から笑って会えるのだろうか。

おわり