呼吸している、えらい(気分変調症日記)

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気分変調症だけど開き直ってきた

1か月半ぶりです。

前回のブログを自分で読み返してみて、現在との気の持ちようの違いに驚きました。
いろいろ言われる心療内科のメリットデメリットについて個人的に感じたことや、薬の話、たぶん治ってはいないけれど、気持ち面で開き直れてきたことなど、前回からの人生の流れを自分自身の頭の中で整理しながら書き綴りたいと思います。

まず病院、通院について。
実家に引き取られ住む場所が変わったことによって転院をしました。
これが12月初旬の話。
正直前の病院でも行けないことはなかったのですが、そこでは治療というか、私自身が前を向くことへの限界を感じていました。

前の病院の良かったところは以下です。
・前日、もはや当日ですら、どの時間でも予約ができたこと
・待ち時間もあまりなかったこと
・利用できる制度(自立支援医療制度など)への説明がしっかりとあったこと
・診断書をお願いすればその日のお会計のときに渡してくれたこと
良くないな、と思った点は以下。
・典型的な3分診察。(当日診てもらえるメリットと裏表の関係だなと思った)
・医師が何人も在籍しているため、固定の曜日に行けないと初めましての医師に診察してもらうことになる

特に診察時間が短い点、というか医師との会話が
「どうですか」
「えっと…まあ…変わりないというか…」
「そうですか、じゃあ変わらず薬出しときます」
で終わっていた点が、いや私がちゃんと病状話さないのも悪いんですけど、とにかく急かされている感が凄かったので、これは永遠に薬を飲まされ続けるのではないか…?という不安感につながりました。

以前の病院は、中々大手の病院だったのですが、転院先は地元の小さなクリニックです。
余談ですが家から川を一つ越えたところにあるため、坂を下って登らなければならず、毎回ひぃひぃ言いながら通院しています。
体力を戻すための運動だ、これは、と自分に言い聞かせて。
話戻します。

転院先の病院の良い点は以下です。
・開院日は主に院長だけが診察してくれるため、どの日に予約をとっても前回と続きの会話ができ、治療方針にぶれがないこと
・私が何も言えなくても、具体的な質問先生の方からしてくれること(どんな夢をみますか?そう感じるのはどんなときですか?etc)
・やっちゃだめなことはだめ、良いことは良い、とはっきり言ってくれること
悪い点。
・予約がどの日もいっぱいなこと。初診は3週間くらい待った。再診も時間の自由は基本きかない。「何時なら空いてます」と向こうから言われる。(ネットで見かけた情報だと一時期初診お断りだったらしい)
・待ち時間がまちまちなこと(たぶん話の長い患者さんも急かさないから…?)。行ってすぐ通される日と数時間単位で待たされる日とがある。

読んでお分かりかと思うんですが、私は転院先の病院におおむね満足しています。
前の病院より圧倒的に具体的な話が診察で出来るようになったのが凄く大きいです。
前の病院ではカウンセリングを受けていたのもあって、先生側も「日々の生活方針など踏み込んだ話はカウンセラーさんとしてください」と言われていました。
でもカウンセラーさんは「私は医者じゃないので」って枕詞を使うんですよね。
診察代・カウンセラー代をそれぞれ払って、微妙にかみ合わない話を両者としているんじゃないか、という疑問が今振り返ると心に張り付いていた気がします。
メンクリは3000円払うガチャ」
なんて言われることもあるので、あたりを引けて、というか地元の病院があたりでよかったと心底思います。

さて、転院に伴ってもう一つ変わったこと、それは薬です。

転院前は「アモキサン」という抗うつ剤を主に飲んでいました。
※例によって薬の詳細は専門サイトや薬剤師さんに確認してください。決してこのブログをメインの参考にしないでください※

一人暮らしやら転職やらでしっかり落ち着けていなかったこともあって、効いているんだかいないんだか、と言う感じだったのですが、今の主治医からは「レクサプロ」という薬を出されています。

これが薬価がめっっっっっっっっっっっちゃ高い。
他の薬の10倍弱くらいします。
薬局で声が出かかりました。

そして飲み始めの1週間くらい副作用が本当につらい。
頭痛、吐き気、食欲不振、だるさ、胃痛(というか消化器官全部が不快)。

ただ、実家に戻ったことによりひたすら寝続けることが可能になったことと、おそらくこのレクサプロと私との相性が良かったことで、今現在、私は「回復期」と呼べる状態まで持ち上がってきているのではないかと自分で思っています。


どっちかというと、ここからが本題。

今の私の気持ちの状態は、とにかく「開き直れてきた」これに尽きます。

このブログの以前の記事を読んで下さっている方はご存じかと思いますし、そこに共感して下さっていた方も少なからずいらっしゃったと思うのですが、大学生から就職して休職して退職に至るまで、私は「なんで、頑張ってきた私が」「他より真面目にやってきたのになんで成功ルートをたどれないんだ」「今まで真面目にやってきたことは無駄かよ」と思い続けてきました。

希死念慮を分解したうちの一つは「人生ガチャ引き直したい」でした。

それが最近、ひたすら寝続けて、ひたすら薬飲んで、先生に
「そろそろ週3くらいで働いてみようと思うんです」
って言ったらめっちゃ苦笑いされながら
「親御さんに何か言われましたか? もう少し準備しましょうね」
ってやんわり止められて、でも外に出たくて。

今まで断っていた友だちの誘いをなるべく断らないようにして積極的に出かけてみたり、話をしたりするうちに、「良しとされている人生のルートから外れた自分」を受け入れられるようになってきて、今まで「良い子でいなきゃ」「周りのイメージ通りしっかりした子でいなきゃ」という枷からちょっとずつ、本当にちょっとずつ抜け出せてきた気がするんです。

なにより大きかったのは、フリーターをめちゃくちゃエンジョイしている友人の存在。
やりたいことやって、お金が尽きたら働いて、お金溜まったらまたやりたいことやって。

私は今まで「やりたいこと」ってないと思ってきたんです。
だからお金もひたすら貯めて、それに対して
「計画的な倹約家でえらいね」
って言われることに、自分の存在価値があると思ってた。

前もブログに書いたんですけど、友だちの大多数が、何度言っても私がピアスの穴開けてること忘れるんですよ。
おしゃれのために身体に穴開けるような子だと思ってないから。
でも私はなんならあと3つくらい開けたいんです。
中学生時代は櫻井翔のヘソピにとんでもないエロスを感じていたんです。
そういう子なんです、私は。

もうどうせ私は偉くないんです。
無職で、親の扶養で保険適用されてて、家事もたまに洗濯もの干すくらいで、1日20時間くらい布団にいる人間。

転職1日目で精神が崩壊した日の夜、母親に「死にたい」って言ったら、「貯金使い切ってから死になよ」って言われました。
本当にその通りだと思って、今はとにかくどうやって自分のためにお金を使うかを考えて生きてます。
なかなか使えないのですが…

今はこんなこと言っていても、それはもしかして薬のせいかもしれないし、いわゆる「躁」状態なのではと思う方もいるかもしれません(私はそう鬱の診断は受けていません)。
でも、自分を縛っていた変な紐から、すこしずつ抜け出せていることは事実なのだと思います。

それが私の病気や生きづらさの根本的な解決になれば、と願っています。
と言っても私はひねくれているので、「神様は乗り越えられない試練しか与えない」とか「人生に無駄なことなんてない」という言葉は信じていません。

「文章を書くことが好き」
と言うことだけははっきりしているので、これから自分がどうなっていくのか、このブログには綴り続けていきたいと思います。
自分が承認欲求と自己顕示欲の塊だということにも最近気づいたというか認められたので、このブログを読んで一緒に苦しんだり開き直ったりしてくださる方が一人でも多くいれば幸いです。


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最近ふとんから出られない人向けに雑談ツイキャスも始めました。
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※2020/11/02追記 ここに載せていたアカウントは現在存在しません。また作った場合は報告します※